デザインって偉大

デザインセンスが昔からないと思っている。

 

いいなって思ったデザインがまわりの意見を聞くと大体不評だったから。

でも、僕が見たそのデザインは、いいなって思った人がいたからこの世に産まれたわけなんだよね。きっと昔、そんなことを理解していれば今の結果は変わっていたかもしれない。

とにかく周りとさりげなく同じような感性を身につけ、しれっと流行のものに身を固めてみたり。

ただ、ほんとにそれが好きかって言われればそんなことはない。

 

まわりの評価ばっかり気にしちゃうもんだから、自信持ってこれが好きなんだって言えないんだきっと。好きがいえないし、嫌いもいえない。

 

世の中にデザイナーはたくさんいる。

モノをデザインする人もいれば、空間だって、人生だって、なんだってデザイナーはいる。呼び方は少し違うかもしれないけどね。

 

近頃は、そんな人たちに憧れを持つようになってきている。

見た目には派手なことばっかりしているような職種でも、実際は違ったりもするけどね。細かいデータを探ったり、地味な作業だったり。

でも、この世に何かを産み出しているのは間違いないことだ。

そして、それに対し感動したり共感したり世の中の役にたっている。

無駄なデザインは一つもないんじゃないかとすら思う。

 

この世に産み出す前に、僕はそれをチェックする立場にいる。

本当にこれでいいのか?売れるのか?

デザインセンスがない僕がやっている。

でも、周りの評価ばかりを気にしてきた僕にとっては、なるほど天職かもしれない。

 

たまには直感で、物事を判断したいものだ。